国家資格である基本情報技術者試験取得におすすめの参考書について紹介します。
基本情報技術者試験とは
1.対象者像
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者
ITエンジニアとしての基礎力を身に付けていることを証明する資格です。IT業界を目指している未経験の方から経験の浅いITエンジニアの方が受験するイメージがあります。
正式名称は「基本情報技術者試験」で、基本情報技術者ではない点に注意しましょう。
おすすめの参考書
基本情報技術者試験取得におすすめの参考書は、2冊あります。
イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室
1冊目は「イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室」で、主に午前試験対策用の参考書です。おすすめのポイントは、次の2点です。
- 図解が豊富である
- 要点が押さえられている
用語に対する図解が豊富で、覚えるだけでなく理解しながら学習を進めることができます。どの資格でも言えることですが、取得のために身につけた知識・技術を活用できるようになることが目的だと思いますので、理解できるということは重要なポイントになってきます。
基本情報技術者試験の出題範囲は非常に広いです。そのため、どのテーマがよく出題されているか、どの用語がよく現れるかが示されている点は、効率的に勉強するための大きな助けとなってくれます。
基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
2冊目は「基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」で、主に午後試験対策用の問題集です。おすすめのポイントは、次の3点です。
- 演習問題が豊富である
- 問題の解説が豊富である
- CBTの練習ができる
演習問題が紙面とPDFを合わせて20回分以上あり、苦手な分野の問題のみ繰り返し解いたり、模擬試験を行ったりと、自分の学習スタイルや状況に応じた学習を行うことができます。
問題の解説が非常に豊富で、なぜその解答になるのか、午後試験の長文問題をどう読み解けば良いかをしっかりと理解することができます。
演習問題がPDFでも提供されており、画面をスクロールしながら問題を解くというCBT( Computer Based Testing )を想定した勉強ができます。これにより、実際の試験でも落ち着いて問題を解くことができます。
おすすめの勉強法
1.基本情報技術者試験ドットコムの過去問道場(午前)で問題を1回分解く
2.イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室を読む
3.基本情報技術者試験ドットコムの過去問道場(午前)で問題を繰り返し解く
4.基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集で午後試験の問題を3回分解く
5.基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集で苦手分野の問題を繰り返し解く
6.基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集で模擬試験を行う
基本情報技術者試験ドットコムの過去問道場(午前)で問題を1回分解く
基本情報技術者試験ドットコムの過去問道場で、何年度の分でも良いので午前問題を1回解いていきます。まずは、どのような内容の問題がどのような難易度で出題されるかを把握しましょう。
イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室を読む
ここでは、共通キャリア・スキルフレームワークごとの内容と用語のインプットをします。内容を理解することに重点を置きながら読み進めましょう。
基本情報技術者試験ドットコムの過去問道場(午前)で問題を繰り返し解く
再度、基本情報技術者試験ドットコムの過去問道場で、午前問題を繰り返し解いていきます。正解率が90%を超えるようになるまで解きましょう。
基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集で午後試験の問題を3回分解く
ソフトウェア開発( 問番号7〜11 )のみ得意な言語の問題を選択し、それ以外の問題( 問番号1〜6 )は全て解くということを3回分行ないます。そして、自分がどの分野の問題が苦手なのかを把握するようにしましょう。
基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集で苦手分野の問題を繰り返し解く
苦手な分野の問題を繰り返し解いていきます。選択問題であれば捨てても問題ないかもしれませんが、必須問題ですと合格の可能性が低くなってしまいますので、苦手克服に的を絞って学習していきましょう。
基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集で模擬試験を行う
解いていない年度分の問題を使用して、模擬試験を行ないます。PDFの年度分の問題を解くようにするとCBTの練習にもなり、本番の試験でも落ち着いて臨むことができるでしょう。
まとめ
今回は、基本情報技術者試験取得におすすめの参考書について紹介しました。午後試験の方が問題の読解力も必要となり難しいとされていますが、午前試験の応用的な内容となっていますので、まずは午前試験の内容を十分に理解してから、午後試験の対策に入ると大きな挫折もなく学習を進めることができると思います。持っていて損はない資格だと思いますので、取得を目指している方は是非参考にしてみてください。
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